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  1. 宗像市議会 2018-12-07
    宗像市:平成30年第4回定例会(第5日) 本文 開催日:2018年12月07日


    取得元: 宗像市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-31
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  平成30年 12月 7日(第5日)                   開  議    10時00分 ◯花田議長  おはようございます。  ただいまの出席議員は20人で、全員であります。よって、平成30年第4回宗像市議会定例会は成立いたしましたので、再開します。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。  これより日程に入ります。  日程第 1.一般質問 ◯花田議長  日程第1、一般質問を行います。  最初に、15番、小島議員の質問を許します。小島議員、どうぞ。 ◯15番(小島議員)  皆さん、おはようございます。ことし最後の一般質問となりました。ことしの一般質問の大トリを務めさていただきます小島輝枝です。大トリの名に恥じないように、冷静沈着に頑張りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  ことし最後の一般質問は、大きく1項目、児童虐待ゼロの宗像市を目指して、児童虐待防止対策についての質問を行います。  さて、昭和8年に制定されました児童虐待防止法は、昭和22年の児童福祉法の制定に伴い廃止され、児童福祉法による要保護児童を対象として対応されていました。しかし、深刻化する児童虐待の予防及び対応をするため、平成12年、児童虐待の防止に関する法律、児童虐待身体的虐待性的虐待ネグレクト、心理的虐待と定義をし、住民の通告義務等を定めた新しい児童虐待防止法が制定されました。  そして、平成16年には、事前に盛り込まれていた施行3年後の見直し規定により児童虐待の定義の見直し、通告義務の拡大、市町村の役割の明確化、要保護児童対策地域協議会法定化等の改正、その後19年、翌20年、23年にも改正が行われ、さらに28年には、児童福祉法の理念の明確化、母子健康包括支援センター全国展開、市町村及び児童相談所の体制の強化、里親委託の推進等々が盛り込まれた改正がなされ、29年4月より施行されています。  しかし、その一方で、児童虐待による事件事故は後を絶たず、年々ふえ続けています。平成28年度中に全国210カ所の児童相談所児童虐待相談として対応した件数は何と12万2,568件で、これまでの最多となり、虐待により84人の子どもの命が失われています。  ことしの3月には、「もうパパとママにいわれなくても しっかりとじぶんからするから きょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください これまでどれだけあほみたいにあそんでいたか あそぶってあほみたいなことやめるので もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいぜったい やくそくします」と平仮名で書きつづって、実の両親に許しを請うていた5歳の女の子が、東京都目黒区のアパートで、十分な食事も与えられず、暴行を受け、肺炎にかかって死亡した痛ましい事件を新聞各社が報じておりました。本来なら、自分を愛してくれ、一番守ってくれるはずの両親から虐待を受け死亡した、たった5歳の女の子が、どんな思いでこのノートに書きつづったのかと思うと、胸が本当に押し潰されそうです。
     報道によれば、2年前の平成28年12月と29年の3月に自宅前で血を流して放置され、2度とも児童相談所に一時保護されていますが、その2度とも3カ月で一時保護を解除されています。2度目の解除の数カ月後の29年8月も、パパに蹴られたと病院が市に通報しています。  そして、ことしの1月、香川県から東京に少し引っ越しをしています。引っ越し後、香川の児相から東京の児相には、それまでの経緯や情報は全て伝えられていました。2月9日に東京の児童相談所職員が自宅訪問したが、会わせてもらえず、20日には入学説明のために関係職員が訪問するも、会わせてもらえずにいます。そして、2月下旬、父親が殴る蹴るなどの暴行を加え、3月2日にたった5歳で実の親の虐待により亡くなっています。  この事件を受け、7月、国は、児童虐待防止対策に関する閣僚会議を行い、児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策を打ち出しております。この対策では、目黒区のような虐待死を防ぐため、緊急対策は法改正なしにすぐに対応できるものを列挙しています。  まず、緊急性の高い案件を児相間で引き継ぐ場合は、児相の職員同士が対面で行うことをルール化。引き継ぎや虐待の通報後48時間以内に子どもと面会できない場合は、強制力のある立入調査安全確認を徹底すると同時に、警察にも伝える。また、児相と警察が情報を共有する案件も、具体的に、「虐待による外傷、ネグレクト、性的虐待があると考えられる事案は全て共有する」と明記いたしております。  また、市町村に、未就園児や乳幼児健診を受けていない子どもの情報を9月末までに集約し、安全確認をするように求めております。  また、緊急対策とあわせて総合対策もまとめられています。その中では、児童相談所、市町村における職員体制、専門性の強化、早期発見早期対応児童相談所・自治体間の情報共有の徹底、関係機関連携強化、保護された子どもの受け皿(里親・児童養護施設等)の充実・強化についても盛り込まれています。  ここで質問に入ります。  まず初めに、本市の28年度、29年度の虐待相談数通報件数をお伺いいたします。  次に、本市では早期発見早期対応についてはどのような施策を講じていらっしゃるのかお伺いいたします。  3番目は、冒頭で紹介しました虐待死亡事件も、関係機関間で情報共有をしていたら救えた命ではなかったのかというのが多くの専門家の意見です。本市の関係機関間の連携の現状と課題についての見解をお伺いいたします。  4番目は、保護されました子どもの受け皿となる里親養育支援制度はどのようなシステムなのか。そして、本市の里親の登録数をお伺いいたします。  最後ですが、虐待ゼロの宗像市を確立する第一歩は、市民の皆さんに社会全体で子どもを育てる意識を共有していただけることだと思っております。そのためには、市民の皆さんへの啓発活動重要課題だと考えます。  本市においても、児童虐待防止のさまざまな啓発活動が行われていることも十分承知はしておりますが、さらに強化するために、「子ども虐待防止推進全国フォーラム」の誘致を提案いたします。このフォーラムは、厚生労働省が主催で、平成17年より毎年開催されているもので、会場費、講師謝金・旅費等のフォーラム開会に必要なもろもろの経費は厚労省が負担するものです。ことしは10月28日日曜日に宮城県仙台市で開催されていて、来年の開催都市は鳥取県倉吉市に決まっております。  これまで都道府県と市の双方が共催しているということなので、県にも呼びかけをしていただいて、再来年の平成32年10月に、この宗像市で「子ども虐待防止推進全国フォーラム」が開催できるよう、誘致活動をしていただきたいと強く要望いたしまして、新年に向け新しい希望を持てる御答弁を期待いたしまして、1回目の質問を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯花田議長  小島議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  伊豆市長◯伊豆市長  私からは、(2)の児童虐待早期発見早期対策についてどのような施策を講じているかについてお答えします。  市では、妊娠中から乳幼児期まで健やかな子どもの育成のために、さまざまな母子保健事業を展開しています。その中で、虐待の防止という視点をプラスし、育児不安や育児困難から児童虐待に移行しないよう、予防に努めているところです。  また、児童虐待を発見しやすい立場にある保育所、幼稚園、認定こども園小中義務教育学校子ども相談支援センターが連携し、迅速な情報共有と適切な対応を行うことで、児童虐待早期発見早期対策に努めています。  次に、(3)関係機関間の連携推進と強化についての現状と課題についてお答えします。  市では、児童福祉法に基づき、要保護児童対策地域協議会を設置しており、市の子ども支援関係部署はもちろん、県児童相談所保育所、幼稚園、認定こども園小中義務教育学校、警察、医療機関等による多機関連携を進めています。  課題については、要保護児童対策地域協議会構成機関におけるより一層の連携を推進することと、構成機関ではない子ども関係機関との連携のあり方を検討することです。  以上です。 ◯花田議長  塔野子どもグローバル人材育成担当部長◯塔野子どもグローバル人材育成担当部長  私から、(1)、(4)、(5)について答弁させていただきます。  まず、(1)本市における児童虐待相談通報件数についてお答えいたします。  平成29年度の児童虐待相談件数は実件数で180件、延べ件数で1,612件でございます。また、児童虐待通報件数は18件でございます。相談件数は、保育所や学校等の関係団体から相談があった件数でございまして、通報件数は電話等で通報があった件数となっております。  次に、(4)1)里親養育支援はどのようなシステムかについてお答えいたします。  里親制度は、さまざまな事情で家族と暮らせない子どもを自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解をもって養育する制度で、県が実施主体となっております。里親の類型といたしましては、親族以外が行う養育里親、親族が行う親族里親養子縁組によって里親になることを希望する人が行う養子縁組里親があります。里親になるには特別な資格等は必要ありませんが、県の実施する研修を受講した後、知事から里親として認定される必要がございます。  次に、(4)2)本市の里親登録数についてお答えいたします。  本市の里親登録数は、平成29年度末現在で養育里親が5人、親族里親が5人、養子縁組里親3人の計13人となっています。  次に、(5)厚生労働省が主催する「子ども虐待防止推進全国フォーラム」誘致の御提案についてお答えいたします。  この事業の開催地決定の手順といたしましては、まずは国が開催候補都道府県に依頼し、その都道府県が開催の可否を検討することになっているようでございます。今時点では内容等の詳細がわかりませんので、詳細を確認したいと思っております。  以上でございます。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  今回の私の一般質問は、先ほど紹介しましたフォーラムの誘致の提案がメーンだったので、今の答弁をお聞きして、若い人の言葉で言えば、テンションだだ下がりというような、本当に悲しくなりました。  でも、気を取り直して、順を追って質問を沈着冷静に行っていきたいと思います。  それでは、2回目の質問に入ります。  まず、早期発見早期対応の施策についてですが、虐待の要因はいろいろ挙げられていまして、核家族化が進む中での親族からの孤立、それから社会からの孤立、夫婦不和、障がいや精神疾患、経済的な貧困、それから望まぬ妊娠による出産、子どもを育てる環境が厳しくなる中、養育力の乏しい親の未熟さ、などなどが複雑に絡み合っております。  自分の子どもが憎い親があろうはずがございません。もう二度と虐待はしたくない、しない、虐待をやめたい、あるいは、このままだと自分は虐待をするのではと悩んでいる、誰かとめてと助けを求めている親は多くいるはずです。相談窓口の門戸を広くする、そして、わかりやすくする必要があると思いますが、相談窓口の周知はどのようになされているのでしょうか。 ◯花田議長  塔野部長◯塔野子どもグローバル人材育成担当部長  相談窓口につきましては、毎年5月と児童虐待防止月間であります11月の2回、子ども関係機関である保育所、幼稚園、認定こども園小中義務教育学校の全ての保護者に配布するチラシ、それから医療機関商業施設、コミュニティ・センターなどに掲示していただくポスター等々がございます。それに加えまして、毎年実施しております児童虐待防止講演会とか、あと公式ホームページ広報紙等でもお知らせしているところでございます。  以上でございます。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  これは、先日、小学生の孫が小学校からいただいたといって持ち帰ったチラシなんですけれども。それと、西館入り口、玄関のところに、私は虐待の分だけいただいてきたんですけれども、たくさん、所狭しと、子育てに関すること、教育のこととかいろいろなパンフレットとかチラシが置いてありますので、市が一生懸命広報、啓発してあるのはよくわかりました。  問題は、虐待をしている人は先ほども述べましたように、社会から孤立をして、自治体の子育て支援事業を利用していない、福祉サービスを受けていない人が多くて、なかなかチラシに触れる機会がない人が多いんですね。そんなことも考慮に入れて、今後もあらゆる機会を捉えて周知に努めていただきたいと要望しておきますが、これは確認なんですけれども、以前、私が虐待防止一般質問で指摘をしておりましたが、認可外保育所、それから宗像高校東海高校の二つの高校にも、このようなチラシとかポスターとかリーフレットを今もお持ちになっているのかどうかお尋ねいたします。 ◯花田議長  塔野部長◯塔野子どもグローバル人材育成担当部長  今、議員から御指摘いただきました認可外といいますか届出保育施設、それと市内の高校等になりますが、以前、御指摘を受けておりまして、届出保育施設につきましては、チラシ等ポスターとかも全て配布させていただいておりますけれども、市内の高校につきましては配布されてなかったようでございますので、早急に配布するように手配したいと思っております。  以上でございます。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  もう一つ、届出保育所には研修会の情報とかも知らせてくださいと、あのときにお願いしていたんですけれども、それはどうなっていますでしょうか。 ◯花田議長  塔野部長◯塔野子どもグローバル人材育成担当部長  大変申しわけございません。届出保育施設についての研修会の案内は、漏れていたようでございます。それで、届出保育施設と高校につきましては、届出保育施設については研修の案内をこれから漏れのないように手配したいと思いますけれども、管轄ではない県立高校であるとか私立の学校につきましては、何とか相手様と、取り組めないかということで調整をしたいと思っております。  以上でございます。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  よろしくお願いしておきます。届出保育所もやっぱり宗像市の子どもが行っていますので。それから、児童虐待は18歳までを対象にしておりますので、その点、今後もよろしくお願いしておきます。  次に入りますが、私は本市の子ども家庭相談所の職員さんのお仕事ぶり、それから活躍を高く評価しております。児童虐待防止対策を講じる上で、やはり入り口での大変な、重要な役割を担ってあるのが、この子ども家庭相談所相談員さんだと思うんですよね。なので、子ども家庭相談員さんの仕事の内容にはどんなものがあるかを教えてもらいたいと思います。 ◯花田議長  塔野部長◯塔野子どもグローバル人材育成担当部長  家庭児童相談員仕事内容でございますけれども、今、小島議員からおっしゃっていただきましたように、18歳までの子ども、親、妊産婦とその家族、関係者から児童虐待を含むあらゆる相談を受け付けております。その解決に向けて、ソーシャルワークを基盤とした支援を行っているというのが相談員の仕事の内容になります。  具体的には、御本人、家族、関係者からの情報収集と、それに基づいた課題分析を行いまして、必要に応じて関係者による個別ケース検討会議を開催するなどして支援チームを形成し、課題解決に向けた支援計画を策定した後、その進捗管理を行っております。  直接の支援といたしましては、本人、家族への面接・訪問、医療機関受診支援、児童・障害福祉サービス利用支援などを通しまして、養育環境家族関係の改善を図っているといったようなところでございます。  以上でございます。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  ありがとうございました。  実は私は、虐待防止をテーマにした一般質問を先ほども申しましたように、平成16年3月と22年9月議会に質問しておりまして、今回で3回目の質問になります。担当職員の方には、その際の議事録に目を通しておいていただくようにお願いしておりましたので、お目通しだとは思いますが、虐待相談件数については13年度が16件、14年度が26件、19年度40件、20年度60件、そして21年度が相談件数が62件で通報件数が16件と、年々増加しているという回答を得ていました。  先ほどの答弁で、29年度は相談件数が180件で通報件数が18件とのことでしたので、私は22年の一般質問でも相談件数に対して相談員さんの配置人数が少ないのではないかという増員の提案をしました。したところ、そのときは、21年、前の年に二人から3人体制に増員したので、昨年に増員したので、今後、相談件数状況内容を踏まえながら検討したいと答弁されています。  あれから9年がたちました。相談件数は約3倍になっています。現在の相談員さんの配置人数は、先日の岡本議員の質問の中で6人とお聞きしたように思いますが、間違いないでしょうか。  それともう一つ、これも岡本議員の答弁の中で、体制強化をしていきますという答弁をなさいましたよね。岡本議員もこれはちょっと確認してくださいと言われましたが、増員をするということですかね。  この二つです。 ◯花田議長  塔野部長◯塔野子どもグローバル人材育成担当部長  職員を含めて6人ということで、相談員は4人でございます。ただし、職員も含めて全員、社会福祉士の資格を持っているということでございます。  それから、増員するといいますか、年々、今、御指摘いただいたように相談件数とかがすごくふえておりますので、今後は何らかの形で業務の見直しとか体制を強化するといったようなことを検討する必要が出てくるのではないかということでございます。  今おっしゃられた16年、22年の議事録も、私、読ませていただきまして、その後ですけれども、21年4月に非常勤を二人から3人にふやして、その後、27年4月に非常勤を4人にふやしております。その後、28年4月から現在の体制になっているというような状況でございます。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員
     ありがとうございました。  何度も述べますように、相談件数は、今、部長申し上げましたように3倍になっていて、延べの件数に至っては、先ほど1,612件ということでしたので、相談内容もあのころと全然違って、多岐にわたっていて、重篤な事件も多くなってきているんですよね。なので、4人体制で対応できると思ってあるんですかね。4人体制でできるという認識なんですか。 ◯花田議長  塔野部長◯塔野子どもグローバル人材育成担当部長  私の席から相談員さんたちの状況を見ておりますと、外に訪問に行かれているか、常に相談を受けてるかといったような状況に見受けます。やはり、現場の職員は、相談内容も今おっしゃられましたように非常に複雑になってきてますし、話の内容が非常に深刻でございます。相談を聞くだけでも、大変な精神的な苦労をしているのではないかなと考えております。今の体制が十分かどうかというのは、一概には言えませんけれども、やはり現状の仕事の内容をきちんと精査をしまして、見直すべきところがあれば見直しをして、業務の改善を図りながら、それでもだめだと、やっぱり人が足りないという結論に達すれば、そういったことも検討していかなければいけないのではないかと考えております。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  先ほども言いましたけど、宗像市の子家相の相談員さんたちの専門レベルはかなり高いと、私も本当に認識しております。ですが、能力ややる気があってもね、人間の体は一つしかないんですから、一人に一つしかないんだから。時間も限られています、それぞれの持っている勤務時間というのはですね。過度な勤務で、本当に心身を壊すようなことがあってはなりませんので、ぜひ増員の方向で検討いただくように切に要望いたしておきます。  次ですけれども、今回の緊急総合対策の中では、乳幼児健診未受診、乳幼児健診をやってない子ですね、未就園、幼稚園とか保育園に行ってない子、それから未就学等で福祉サービスを利用してないなどの関係機関が安全を確認できていない子どもの情報について、本年度9月末までに市町村において緊急的に把握をすることと打ち出していますよね。本市では把握をされたのか。その結果はいかがだったでしょうか、お伺いいたします。 ◯花田議長  塔野部長◯塔野子どもグローバル人材育成担当部長  今御紹介いただいた調査につきましては、市のほうでは7月30日に収受、受け付けをしております。乳幼児健診未受診者、未就園児、不就学児等の緊急把握の実施についてという、この国からの調査依頼を受けまして、こちらのほうで調べました。  そうしましたら、11月末現在なんですけれども、目視による安全確認ができていない子どもが3人おります。ただし、この3人につきましては海外に滞在中であるとの情報がありますので、現在、東京入国管理局に出入国記録の問い合わせを行っているところでございます。この出入国記録から当該児童の出国の事実が確認できれば、本市では確認できない児童はいないということになります。また、その記録の結果を待って、後日、改めて国のほうには最終的な報告をさせていただくことになっています。  以上です。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  やっていらっしゃるということで安心いたしました。今後もやはり取りこぼしがないように、時々、把握に努められるようにお願いしておきます。  里親制度の推進についても、きょういろいろお聞きしたい、議論したいと思って用意を幾つかしてきたんですけど、フォーラムの件で今余りいい返事をもらえなかったので、議論に少し時間をかけたいと思いますので、今回は里親制度についてはこれぐらいにとどめておきたいと思います。  それでは、「子ども虐待防止推進全国フォーラム」の開催についてですが、今回の私の質問は、この「子ども虐待防止推進全国フォーラム」の誘致がメーンでしたので、とても残念です。  今から詳細を確認するという答弁でしたよね、先ほどの答弁で。詳細がよくわからないのでと言われたんですけど、普通、通告書が出た時点で調べるんじゃないですか。議員の一般質問や提案は思いつきやパフォーマンスでやってるわけじゃないんですよ。私たち議員は、市民の皆さんや市民活動団体の要望であったり、そうした思いであったり、その思いにもちろんそれぞれの議員の思いを込めて、代弁して、そしていろんな方の意見を聞いて、調査をして、そしてそれなりの覚悟を持って一般質問の場に臨んでいるんですね。そんな思いも聞かないうちに、調査もろくにしないで、1回目の答弁からこんな否定的といいますか、そっけない答弁、私は理解ができません。ちょうど、真剣勝負で、立ち合いもしないうちにばさっとやられた感じで、本当にとても悲しくなりました。  まず、このフォーラムの提案に至った経緯と、私が調査しましたこのフォーラムの内容について、説明をいたします。  先ほどもお話ししましたように、私はこの虐待防止策については、平成16年度から取り組んでおりまして、平成22年度の一般質問では、日本子ども虐待防止学会の誘致の提案をしています。時の谷井市長は、答弁では、「御提案の件なんですが、大変すばらしいと思います。今のところ、子ども基本条例ですかね、権利条例、これにつきましては、順調にいけば再来年ですかね、来年はちょっと難しいかなと思いますけど、この記念的なもの、行事としてこういう虐待の学会ですか、などなどが、もし呼べたらですね、市民に対する啓発、こういったものの励みになると思いますので、努力をしていきたいと思います」とお答えいただいております。  それで、その年に熊本で開催されました学会に調査のために担当課長を参加させられました。当然、私も一緒に参加しました。学会の内容は本当にとてもよかったんですが、学会事務局と交渉する中で、うちの規模では経費とか、一番のネックでしたが、会場のキャパ等の問題がクリアできないのでという判断を私たちは課長としまして断念した経緯があります。  しかし、ますます緊迫する虐待問題に私は危機感を抱いていたもんで、ことしも個人的に虐待防止学会参加を申し込んでいました。でも、キャンセルせざるを得ない事態が生じて、ほかに勉強する場所はと思って調べていたところ、このフォーラムの存在を知ったわけです。  このフォーラムは、厚生労働省主催で開催されることを知りまして、早速、衆議院議員の宮内代議士に詳細を知りたいと相談をしました。そしたら代議士は、フォーラム誘致はとてもよいことと思うので、開催誘致の環境を整えてさえくれれば、精いっぱいの応援をしますよと、実現に向けて頑張りましょうよと力強いお言葉をいただいて、そして厚労省の担当の方を御紹介いただきました。  私は、県議時代の市長が児童相談所と特別支援学校の誘致に尽力されていた様子や姿をよく見ておりましたので、また、子育て支援、教育を市政の大きな柱に立てているということも、それはみんな共通認識しているんですが、そんなことをしている市長さんなので、このことには賛成をいただくと思って、私はもう確信していたものですから、意気揚々と準備をして、きょうのこの質問に至ったわけなんです。  子ども虐待防止全国フォーラムですね、その概要と、自治体の主な業務について説明をします。平成17年以降、毎年、11月の児童虐待防止推進月間にあわせて厚生労働省が主催しています。開催地の関係自治体が共催となり、「子ども虐待防止推進全国フォーラム」を実施しているところです。  それから、フォーラム開催に必要な経費は、会場借上費、講師謝金、旅費等は全て厚労省が負担するということです。共催自治体は、会場や講師等の選定、調整、分科会の企画等の事前準備及び当日の運営要員の確保等の人的、事務的負担をお願いしている。これまでのフォーラムは、都道府県と市の双方に共催していただいて実施している。会場の選定については、児童虐待防止推進月間である11月の前後の土曜日、または祝日にあわせて会場を選定して、会場の規模は基調講演において500人程度収容ができ、別途、分科会において500人程度、100人掛け5分科会ですね、程度が収容できる規模ですので、500人の規模で開催されるということです。五つの会場が要るということですね。ことしは宮城県仙台市の仙台国際センターで行われて、基調講演が1,000人程度、そして分科会が400人程度の参加があっているということでした。当日の運営要員の確保ですが、ことしは厚生労働省が8人、それから宮城県から35人、それから仙台市から23人ということでした。  以上のように、財政負担は国が持ってくれますし、市の業務量について等々は実行委員会を立ち上げるなどして知恵を出し合って、それこそオール宗像で機運を高めればクリアできると私は思ってるんですけど。  また、全国各地からの参加者には、水と緑に恵まれた歴史豊かな世界遺産都市の宗像のすばらしさを知っていただくよい機会になると私は思うんですけれども。このことが宗像市のPRに通じるなど、相乗効果も多々生まれると思うんですよね。  ここで市長にお伺いしたいんですけど、市長はこのフォーラム自体を悪いとおっしゃっているのか、フォーラムを誘致することをだめと思ってあるのか。フォーラムができない、しない理由をお聞かせください。 ◯花田議長  伊豆市長◯伊豆市長  部長も先ほど答弁しましたように、フォーラムができないとか、しないという答弁はしておりません。まずは、このフォーラムに関するもう少し詳細な情報収集に努めたいというのが、私どものまずの意向でございます。  ことしも、宗像市でも全国大会規模の会を職員の皆さんたちの頑張りでいろいろ開催することができました。100人ぐらいが参加する全国大会でも、その事務量の膨大さとか事務局の仕事の膨大さというのは計り知れないものがありました。皆さんから評価をいただいた「世界遺産学習全国サミット」は全国からの参加者は100人ぐらいでありました。また、結果として中止にはなりましたけど、「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウムというのが台風の日にちょうど設定されておりまして、その直前になっての例えば開催の可否等の連絡等についても、全国大会規模になれば事務量というのは膨大であると思います。もちろん、実行委員会を立ててするという方法も方策の一つではあろうかと思いますが、トータルとして、現在、そのフォーラムをやる全体的な規模、それから事務量、職員のかかわり、そういうことが現在の状態では詳細に把握できていないということを申し上げただけです。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  では、検討していただけるという理解はしていいんですか。 ◯花田議長  伊豆市長◯伊豆市長  この案件につきましては、市が手を挙げるというよりは、まず福岡県、県に打診があって、福岡県が受けるという前提のもとに、それから福岡県が開催を希望する市を募るという方法だと承っております。まずは県がどうされるかという、福岡県の動向を注視したいと思っております。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  検討っていう意味は、そういうのも私は思っているんですよね。今おっしゃったように県からじゃなくて、市から申し込んでと。私、直接、宮内代議士から紹介を得て厚労省の方とお話をしたんですけど、その方がおっしゃるには、もう市から手を挙げていただくなんて──まあ、それは言葉だけかもしれませんけれども、とてもうれしいことですのでぜひと。ただ、今回、本当は中部だったかな、ちょっとエリアが九州のほうには考えてなかったんですけど、そういうことでしたらと。もううちは世界遺産にも登録されましたし、ぜひこの機会に、市長が教育・子育て支援も一生懸命してあるので、ぜひうちでとお願いをしてしまったんですよ。そしたら、そういうことで、市から手を挙げていただいても全然構いません。ただ、福岡県も巻き込んでください、市も全体を巻き込んでくださいということでしたので、ぜひ検討していただきたいと思っていますが、今の答弁ではとてもじゃないみたいですけど、いかがですかね。 ◯花田議長  伊豆市長◯伊豆市長  まず、何度も繰り返しになりますけれども、本来、行政自体が、その全国大会規模のものの誘致については全体的な事業の規模や事務量を把握して、もちろん議員の皆さんからの提案を受けてということもありますが、行政自体の中で、これを宗像市がやれるかどうかという、事業についてはやはり判断すべきだと思っております。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  よくわからないんですけれども。だから、事務的とか人的なことがうちではできないので、もうそこまで、開催するまで検討はできないというお話ですよね。ですね。まあ、いいです。検討というのがね、だからもう事務量はできない、うちではできないという、要するに初めから手を上げてあるんですか。だから、もうできないんですということですか。 ◯花田議長  伊豆市長◯伊豆市長  先ほど部長が答弁したことの繰り返しになりますけれども、事業全体について、全国規模のこの事業がどれくらいの事業であるかということの詳細を現状では把握していないので、それについて、今、コメントする立場ではないということでございます。 ◯花田議長  小島議員。 ◯15番(小島議員)  わかりました。  では最後に、社会全体が子どもを守るための目や耳となり、虐待のシグナルを見落とさない、見過ごさないことが大人の、そして社会人の務めであると、義務であると私は思っております。また、このことが虐待防止に大きく寄与できることだと信じております。  子どもは国の宝であり、そして私たちの未来です。こうしている今も、どこかで虐待を受けている子がいると想像するだけでも、本当に胸が痛くなります。虐待の現状を地域の問題として共有し、市で、あるいは地域でできること、しなければならないことを議論して行動する時が来ています。時は待ってはくれません。市長、ぜひ御英断をとお願いするしか私にはもうございません。私もできる限りの力を尽くすことをお約束して、ことし最後の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◯花田議長  これで小島議員の質問を終了します。  以上で通告による一般質問は全て終了いたしました。  小島議員、自席にお戻りください。  次に入ります。  日程第2.第84号議案  日程第3.第85号議案  日程第4.第86号議案  日程第5.第87号議案  日程第6.第88号議案 ◯花田議長  日程第2、第84号議案 宗像市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてから日程第6、第88号議案 宗像市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例についてまでの5件を一括議題といたします。  これより質疑に入ります。一括大綱質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯花田議長  これをもちまして質疑を終結いたします。 ◯花田議長  第84号議案から第86号議案までの3議案については総務常任委員会に、第87号議案及び第88号議案の2議案については建設産業常任委員会にそれぞれ付託いたします。  次に入ります。  日程第 7.第89号議案  日程第 8.第90号議案  日程第 9.第91号議案  日程第10.第92号議案  日程第11.第93号議案  日程第12.第94号議案  日程第13.第95号議案 ◯花田議長  日程第7、第89号議案 平成30年度宗像市一般会計補正予算(第3号)についてから日程第13、第95号議案 平成30年度宗像市下水道事業会計補正予算(第2号)についてまでの7件を一括議題といたします。  これより質疑に入ります。一括大綱質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕
    ◯花田議長  これをもちまして質疑を終結いたします。  お諮りいたします。第89号議案から第95号議案までの7議案については、委員会条例第6条第1項及び第2項の規定により、予算第1及び予算第2特別委員会を設置し、特別委員の定数を予算第1特別委員会は10人、予算第2特別委員会は9人とし、一般会計については予算第1特別委員会に、その他の会計については予算第2特別委員会にそれぞれ付託し、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯花田議長  異議なしと認めます。よって、第89号議案から第95号議案までの7議案については、予算第1及び予算第2特別委員会を設置し、特別委員の定数を予算第1特別委員会は10人、予算第2特別委員会は9人とし、一般会計については予算第1特別委員会に、その他の会計については予算第2特別委員会にそれぞれ付託の上、審査することに決定いたしました。  ただいま設置されました予算第1及び予算第2特別委員会委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付の名簿のとおりに指名いたします。  ここで、市長から追加議案の申し出がありましたので、事務局に議案等を配付させます。  暫時休憩としますので、自席でお待ちください。                      休憩 10時52分                      再開 10時53分 ◯花田議長  会議を再開します。  お諮りします。ただいま配付いたしました第96号議案 平成30年度宗像市一般会計補正予算(第4号)についてを追加議案として日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯花田議長  異議なしと認めます。よって、第96号議案 平成30年度宗像市一般会計補正予算(第4号)についてを日程に追加し、追加日程として直ちに議題とすることに決しました。  追加日程.第96号議案 ◯花田議長  提案理由の説明を求めます。  伊豆市長◯伊豆市長  それでは、ただいま追加提案いたしました議案について御説明申し上げます。  第96号議案は、平成30年度宗像市一般会計補正予算について、歳入歳出予算の総額にそれぞれ9億2,624万1,000円を増額し、補正後の総額を387億2,225万3,000円とするものであります。また、あわせて繰越明許費及び地方債の補正を行うものであります。  補正の内容としましては、学校空調設備整備事業に関するものであります。  以上、重要な案件でありますので、何とぞよろしく御審議くださいまして議決を賜りますよう、お願い申し上げます。 ◯花田議長  ただいま提案のありました第96号議案 平成30年度宗像市一般会計補正予算(第4号)について大綱質疑を許します。質疑ございませんか。                     〔「なし」の声あり〕 ◯花田議長  これをもちまして質疑を終結いたします。  お諮りいたします。第96号議案については、予算第1特別委員会に付託し、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                    〔「異議なし」の声あり〕 ◯花田議長  異議なしと認めます。よって、第96号議案については、予算第1特別委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。次の本会議は12月21日に行います。  本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。                      散会 10時56分 このサイトの全ての著作権は宗像市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MUNAKATA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....